六代目山田久兵衛
養蚕業から製紙業(奉書漉き)を始める
七代目山田久兵衛
局紙漉きを始める(富山の薬袋なども)
1882年(明治15年)創業の山田兄弟製紙。
140年の伝統と技術を受け継ぐ九代目のご挨拶と時代と共に変化しつづける
山田兄弟製紙の歴史をご紹介いたします。
message
山田兄弟製紙株式会社のホームページにお越し下さりありがとうございます。
弊社は、透かし入りの証書紙、模様紙や壁紙、襖紙などを抄造しています、越前和紙の製紙メーカーです。
私が家業を継ぐ為に福井に戻ってきて30年以上が経ちました。時代が昭和から平成、そして令和へと移り変わるなかで、世の中のカタチが大きく変化を続けていることを実感しております。
そのような中に必要とされるモノとして、私共は「透かし」の技術を用いて「安心」と「安全」、最近では「安らぎ」を提供できるよう試行錯誤を繰り返しております。
今もなお紙の神様の教えが息づく、越前和紙の里 五箇の村で、先人たちの偉業に連なるこれからの時代を想像するとき、まだまだ和紙が秘めている「思い」を伝えるチカラは、これからも多種多様なカタチに進化していく可能性があると信じています。
また皆様の和紙への思いや要望などに、出来る限りお応えしていくことが私たちの大事な仕事だと思っております。いろいろなご質問や、ご意見がありましたら、ぜひお聞かせ下さい。
山田 晃裕
history
養蚕業から製紙業(奉書漉き)を始める
七代目山田久兵衛
局紙漉きを始める(富山の薬袋なども)
(敷地三間半×十六間 漉き舟十槽 従業員50人)
この頃より雲華紙の抄造を始める
山田兄弟製紙株式会社として法人化
echizen-washi
越前和紙は福井県越前市(旧今立町)の地域でつくられ、1500年の歴史を有しています。江戸時代には、日本で最初の和紙の通貨「藩札」を製造していた記録が残されています。
また株券用紙は、越前和紙製造の5社で日本の株券発行社数の98%を受注していました。株券用紙には企業名を透かしで入れ、特殊な印刷にも対応できる高品質の和紙抄造技術があります。
また、日本で最初の紙漉き職人の人間国宝を輩出しており、全国の手漉き和紙生産の約25%を占める日本屈指の和紙の生産地です。最近では、世界で一番大きな手漉き和紙「平成大紙」を製造するなど、長年にわたり多種多様な紙や和紙抄造技術が生みだされています。
伝説によると今から1500年前、大滝の岡本川上流に美しい姫が現れ「この村里は谷間で田畑が少なく、暮らしにくいところである。
しかし、清らかな谷水に恵まれているから紙を漉けば生活は楽になるだろう。」と自ら上衣を脱いで竿に掛け、紙の漉き方を教えたのがはじまりです。喜んだ村人が名前を尋ねると「岡本川の川上に住む者」と答えて立ち去ったと伝えられています。
それ以来、この女神を「川上御前」と崇め岡太神社の祭神として祀り、今日まで途絶えることなく神とともに紙漉きを続けてきました。
company
商号 | 山田兄弟製紙株式会社 |
所在地 | 〒915-0235 福井県越前市 |
電話 | 0778-43-0043 |
FAX | 0778-43-0044 |
資本金 | 1,500万円 |
代表者 | 代表取締役 山田晃裕 |
社員数 | 10名 |
売上高 | 2億 |
取引銀行 | 北陸銀行 今立支店 福井銀行 岡本支店 福井信用金庫 粟田部支店 |
敷地・建物 | 本社工場敷地8,250㎡ 建物7,215㎡ |
倉庫 | 越前市千原町 |
access
北陸自動車道 武生ICより車で約5分
JR北陸本線 武生駅より車で約15分
山田兄弟製紙株式会社では、工場見学も行っています。ご希望の方は一度お問い合わせをお願いします。百年以上続く越前製紙工場の歴史を是非見に来てください!
見学可能なお時間は午前10時~と午後3時~となっておりますが、別の時間をご希望の場合は一度ご相談ください。土曜日・日曜日・祝日と毎月19日から23日、年末年始・GWは見学が出来ません。
工場見学の所要時間は、約30分。
一度に見学できる人数は、10人程度です。
駐車場あり バスも駐車可能
工場見学には、料金がかかります。
1人1000円 500円程度のお土産を選んでお持ち帰り頂くことが出来ます。
越前観光協会発行の「手仕事のまち歩き」にも掲載されております。
他の越前和紙の工場を見学することも出来ます。